頚椎ヘルニアは保存?手術?☆スポーツ傷害-1問1答-☆第4回
※日本体育協会アスレティックトレーナー専門科目テキストを参考に出題。
【問題】
頚椎ヘルニアに関する以下の文で誤りはどれか。2つ選べ。
(1)頚椎ではC5/6から出るものをC5神経根といい、腰椎ではL4/5から出るものをL5神経根という。
(2)典型的な臨床経過として、頚部痛、ひどい肩こりが持続した後に、上肢への放散痛やしびれなどの神経症状が出現する。
(3)誘発テストには、ジャクソンテストやスパーリングテストがある。
(4)C6神経根が圧迫を受けると、典型例では母指・示指にかけての疼痛、しびれが出現する。
(5)神経根障害では、通常早期の手術が必要となる。
※解答は下です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【解答・解説】
正解:
(1)と(5)
解説:
(1)
正しくは
「頚椎ではC5/6から出るものをC6神経根といい、腰椎ではL4/5から出るものをL4神経根という。」
(4)
日本体育協会アスレティックトレーナー専門科目テキスト「第3巻・スポーツ外傷・障害の基礎知識」では、
「神経根障害では通常、保存的に治療するが、脊髄障害が出現し増悪して行く場合には手術的加療が必要となる。」