スパーリングテストってどんなのでしたっけ?☆スポーツ傷害-1問1答-☆第3回
※日本体育協会アスレティックトレーナー専門科目テキストを参考に出題。
【問題】
バーナー症候群に関する記述で正しいものはどれか。
(1)「引き抜き損傷」では引き抜かれた神経も比較的短時間で回復するため、永続的な麻痺となることはない。
(2)ストレッチ損傷では頭頚部の側屈と同側に、神経根圧迫損傷では反対側の上肢に放散痛が出やすい。
(3)脊柱管狭窄症の既往はリスクファクターになりやすい。
(4)ストレッチ損傷では、スパーリングテストが陽性となる可能性が高い。
※解答は下です。
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【解答・解説】
正解:
(3)
解説:
(1)「引き抜き損傷」では引き抜かれた神経も比較的短時間で回復するため、永続的な麻痺となることはない。
→単なるストレッチ損傷ではなく、強大な牽引力で神経根が脊髄から引き抜かれてしまった場合は、回復は期待できないため、永続的な麻痺が残る可能性が高い。
(2)ストレッチ損傷では頭頚部の側屈と同側に、神経根圧迫損傷では反対側の上肢に放散痛が出やすい。
→ストレッチ損傷では側屈側と反対側に、圧迫損傷では同側に出やすい。
(4)ストレッチ損傷では、スパーリングテストが陽性となる可能性が高い。
→スパーリングテストとは頭部を症状発現側に側屈、後屈矯正するものなので、圧迫損傷の場合に陽性となりやすい。
※スパーリングテストの動画