書籍「サッカー小中高生のためのメディカル・サポート」
今回ご紹介の書籍は「 サッカー小中高生のためのメディカル・サポート」です。
・書籍情報
サッカー小中高生のためのメディカル・サポート
山本 晃永 (著), 松田 直樹 (著), サッカークリニック (編集)
単行本: 287ページ
出版社: ベースボールマガジン社 (2008/03)
・この本の概要
Jリーグでもトレーナーとして活躍された山本晃永氏の書籍です。
主にサッカーをしている小中高生が、怪我をした場合の対処法が記載されています。
サッカーに特化はしていますが「下肢の傷害」に関しては応用のきく内容となっています。
・こんな人にオススメ
・リハビリを組み立てる手順を0から学びたい人
・サッカーのリハビリに強くなりたい人
・リハビリの期分けに関して、明確な基準が欲しい人
・サッカーをしている小中高生の保護者、指導者
・目次
Introduction 育成年代のメディカル・サポートについて
第1章 ケガの分類とアスレティック・リハビリテーション
第2章 急性外傷のアスレティック・リハビリテーション
受傷直後
急性期
亜急性期
慢性期
機能・特異性回復期
第3章 慢性障害と成長期外傷・障害のアスレティック・リハビリテーション
第4章 患部外トレーニング
第5章 育成年代で行なえるメディカル・チェック
・この本の良いトコロ
・最大の特徴は、リハビリの初期から復帰直前までを「荷重可能なパーセンテージ」によって明確に区分けした点です。
・もちろん、現場ではその通りにいかないこともありますが、トレーナー間での共通認識、選手やチームスタッフへの説明などにおいてこの区分けは非常にシンプルで有用です。
・復帰までに必要な回復させるべき機能を細分化し、1つ1つの段階を丁寧に解説しています。
・この本だけでは難しいトコロ
・トレーナーだけでなく、指導者や保護者にも理解できる内容なので、より専門的に学びたい方には向いていないかもしれません。
・可動域回復のためのより詳細な方法、筋力アップのための多くのバリエーション、など1つ1つの項目をより掘り下げたい場合は、この書籍だけでは不十分かもしれません。
・おわりに
リハビリの組み立てに悩んでいる人にはオススメの一冊です。
コストパフォーマンスも良く、サイズもコンパクトなので持ち運びも楽です。